幸福度は没入度が決める
こんばんは、高木です。
僕のこれまでの30年ちょっとの人生の中で、
「もっとも楽しかった1年を挙げろ」と言われたら、迷う事無く、
「浪人生活を送った19歳の1年」と答えます。
これを友人に言うと、
「それが1番だなんてよっぽどつまらない人生だな!」と言われたりもしますが、
僕としてはこの1年が本当に楽しかった。
大学に入ってから、社会人になってから、友達と遊んだり、ぱ~ッと飲みに行ったり、
あと留学していろんな事を体験した事も確かに楽しかったけど、
それでも予備校の寮に閉じこもって毎日10時間以上勉強していたあの日々の方が、
僕は好きです。
それは、誰にも邪魔されずに、自分の大好きな事に没入できていたから。
僕は子供の頃から英語が大好きで、受験科目にあった英語を思う存分できる環境で、
ひたすら英語の勉強に没入しました。
もちろん他の科目も必要なのでやりましたが。
今振り返ってみると、勉強でも仕事でも、
成果を出すための一番の要因は間違いなく「没入度」なんだなと思います。
そして没入するためには、
心の底から湧き上がるような欲求が不可欠です。
「おもしろい」「知りたい」「できるようになりたい」と心から思える事。
義務感や責任感もモチベーションにはなるけれど、
楽しんでやっている人には絶対に勝てません。
楽しいからたくさんやって、だからできるようになって、
できる事が楽しいから、もっとやりたくなって。
そのサイクルに入ってからは、勉強にストレスを感じた事は一度もないし、
テストはゲームのハイスコアを出す感じで楽しんでいました。
僕は「受験に必要だから」という大義名分を得て、
人生には大して役立たない受験英語というゲームをひたすら楽しみました。
今僕の生活の中で英語を使う事はないけれど、
その「感覚」を持った事はその後の人生で大いに役立った。
自分が今本当にやりたい事をやれてるかどうかは、今持っている感覚と、
受験生時代に感じた英語へのあの感覚との比較によって容易に検証できるからです。
人からやれなんて言われなくてもやりたくて仕方なくて、
自分が楽しいと思えたり、興奮できる事に没入できるかどうかが、
人生の充実度を決めると僕は思っています。
今あなたがやらなきゃいけない事をいったん頭から外してみて、
これまでの人生でもっとも没入したものを思い出して、
その時の「感覚」も思い出してみてください。
今、その感覚を持って取り組めるものは何か。
「何か楽しくない」
「いまいち充実感がない」
と感じている人は、自分が没入できるものを当時の感覚を頼りに探してみてください。
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