自分の価値観で生きるという事。
こんばんは、高木です。
今日の話は、今の会社で働きずらさを感じ、
今後進むべき道に悩んでいる人に読んで欲しいと思います。
僕は過去に2つの会社で働いた事があって、そのどちらでも働きずらさを感じ、
進路に悩んだ結果、会社を辞めるという決断を下しました。
1人の人間がそこで悩み、考えに考え、自分なりの結論に至ったプロセスは、
同じような状況にある人にとって知る価値のある情報だと思います。
ちなみに僕が会社を辞めた理由は、給与や労働時間、
仕事のキツさではありません。
一言で言うなら、
「他人の価値観に沿って生きている限り、永遠に苦しい」
と思ったからです。
会社にはその会社の価値観があり、部だったらだったら部長の、
課だったら課長の価値観があります。
そしてその下で働く社員は、会社や上司の価値観に沿って評価されます。
会社や上司が定める価値観に沿った成果を出せばそれは高い評価となり、
一方で、本人が良かれと思って取った行動も、
それが会社や上司の持つ価値観にそぐわなければ、評価へとつながらない、
あるいは低評価へとつながることになります。
まぁ、これは当たり前です。
会社は社員のためにあるわけではなく、
社長や株主のために存在しているわけなので。
そこに社員の価値観は不要です。
それは立場が上がっても基本的には変わりません。
立場が上がれば上がるほど裁量は大きくなりますが、
それも会社の基本方針の範囲内での話なので、
「個人独自の価値観」が発揮できる可能性は限りなくゼロに近いです。
で、この「自分の価値観に沿って働けない」、
もっと言えば、「自分の価値観に沿って生きる事が出来ない」と言うのは、
僕はすごくつらい事だと思っています。
仮に会社の価値観と自分の価値観に大きな乖離がある場合、
自分のやりたい仕事はほとんどできず、自分のやりたくない仕事で1日のほとんどが埋められる事になります。
仕事がそれほど重くなく、全力を出さなければこなせないものでなければ、
我慢することも出来ると思います。
でも、それが全力を出さなければこなせない仕事である場合、
それはつまり自分の進みたくない未来に向かって一生懸命走ってる、という事になります。
これ、すごくないですか、もう一度言います。
「自分の進みたくない未来に向かって、一生懸命走ってる」んですよ。
進みたくない未来なのに、全力で走らないといけない。。。
みんなもっと、この事実を強く認識すべきだと僕は思います。
「仕事が大変なのは当たり前」と思考停止に陥り、それ以外の選択肢を自ら捨てた時、
それは自分の人生を捨てたのとほぼ同じだと思います。
まずは、
「他人の価値観に従って生きている限り、永遠に苦しいまま」
この認識を持つ事がスタートです。
そして、自由で楽しい、幸せな人生を送るには、この逆を行けばいいんです。
「自分の価値観で生きる」
自分の価値観って何?
って言われてもそれはその人だけのものなので、
自分で考える以外に見つける方法はありません。
最初は難しいです。
僕らは子供の頃は学校に、大人になってからは会社に、
社会の価値観を徹底的に刷り込まれているから。
でも「生きづらい」と感じた時は、自分の価値観を見つけるチャンスです。
社会の価値観が自分には合わない、ということに気づけた人だけが、
自分の価値観で生きるチャンスを手に出来ると思います。
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