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大企業に入れなかった人、ラッキーです。

こんばんは、高木です。

先日親戚の大学生から、三菱商事から内定をもらったと報告がありました。

彼はもともと大手志向だったので、誰もが認める超大企業に入れるとあって、
本人はもちろん、親戚一同みな喜んでいました。

その様子を見て僕は、就活生やその周りの人の考えは、
僕が就活をしていた約10年前とほとんど変わっていないんだな、
と思いました。

僕は当時上智大学に通っていたんですが、
僕の友達や周囲の学生はその多くが有名企業に入っていきました。

努力すればそれなりに「大企業に入れる大学」だったんだと思います。

あえて中小を狙うという人は珍しく、大企業に入るのが勝ち組で、
入れない事は負け組とみなされていました。

僕はというと、その理屈で言うのであれば負け組です。

僕が入社したのは社員数400人ちょっとの中小企業。

名前を聞いても知っている人はほとんどいないと思います。

負け惜しみではないんですが、大手企業のセミナーに何度か通い、
「大企業は自分には合わなそうだな。。。」と感じ、
それほど大手を受けなかった、という事実もあります。

ただまぁ大手に入っていく学生を見ていると、たぶん僕が本気になって頑張ったとしても、
大企業には入れなかっただろうなと思いました。

彼らは明らかに僕とは空気感が違ったし(ちょっとギラギラした感じ)、
その空気感を上回る武器を僕が持っていたわけでもなかったので、
いくら頑張っても大企業には入れなかったでしょう。

だけどもしその時、何かの間違いで誰もがうらやむ大企業に入れてしまっていたら、
今こうして副業としての収入を得る事もできていなかったでしょう。
きっとその環境に安住し、ネットビジネスを始めようなんて考える事すらなかったかもしれません。

そう考えると、大企業に入れなかった事は、
僕にとって最大の幸運だったとも言えます。

今でも、大企業に入りたかった、とはまったく思いません。

もちろん、大企業には、
中小やベンチャーにはないメリットがあります。
給与水準が高いところも中小に比べれば多いし、
福利厚生も充実している。

社内のシステムも整備されていて仕事も細分化しているから、
中小企業みたいに、管理職が人事や総務も兼務して、
みたいな事もなく、自分の仕事に集中できる環境もある。

あとは、名声というか、
「どこどこの大企業で働いている」
という事だけで、家族親族や友人から、
一定の評価を得られる、というメリットもあります。

こういった生活、人生が最高、
それ以上の人生などない、というのであれば、
それで良いと思います。

あなたにとってはどうでしょうか?

それって、本当にあなたが望む人生でしょうか。

大企業で働き、そこそこの給料をもらい、
ある程度の評価を受ける事があなたの考える最高でしょうか。

僕としては、それが最高の人生とは思えないし、
むしろ最高の人生からはかけ離れています。

だって彼らも、毎朝眠い目をこすりながら起き、満員電車に揺られ、大してやりたくない仕事をこなし、上司に気を遣い、同僚とは出世争いを繰り広げ、精神を削るようにして毎日を生きるという、大きな代償を払っているからです。

「こんな生活からは脱したい」
そう思っている人だって少なくないでしょう。

でも、大企業で働く人ほど、
現状から抜け出すのは困難です。

勉強して学歴を手にして、
厳しい就職戦線を勝ち抜いて、
ようやく手にした環境です。

手放すには、かなりの勇気が必要です。
手放してしまったら、そうそう元の状態には戻れませんし。

だからというか、たまに聞く話ですが、
大企業ほどセクハラやパワハラが多いそうです。

それは、会社の上の人間が、
「どうせ辞められないだろう」
「今ある環境を捨てられないだろう」
と思ってるから。

実際、セクハラやパワハラを受けていても、
そういった理由で辞められない人は多いと聞きます。

大企業で働くとはつまり、

「守るべきものがある」
「失いたくないものがある」

という状態。

こういう状態って人を強くしますが、それと同時に、
勇気と行動力を奪い取ります。

失えないものを持てば持つほど、
人は身動きができなくなるのです。

ですが、中小企業やベンチャーで働く人は、
大企業で働く人ほど、そういった縛りが強くありません。

今あるポジションへの執着が強くないから、
次への行動に移りやすいのです。

しかも今の時代は、
個人で副業で稼ぐ人も多いし、
そこから独立する人だって多い。

ネットビジネスであれば特に、
そんな人は今や決して珍しい存在ではありません。

個人でネットビジネスを立ち上げ、
ある程度自動化させてしまっている人なんかは、
大企業の社員よりもはるかに豊かでゆとりのある生活を送っています。

そういう人生の方が、僕は幸せだと思うのです。

そんな時代背景を踏まえた時、
「失えないもの」を抱えながら大企業で働く人よりも、
「いつでも次に移れる環境」に身を置く人の方が、
“最高の人生”への距離は遥かに近いんじゃないでしょうか?

持っている人は、捨てる事ができないんです。

「持たざる人」は持っている人を羨みますが、持っていないからこそ良い、
という事もあるんですよ。

ソコソコでは終わらない、自分が想定していた以上の素晴らしい人生を送る、
そんな事が今は普通の人でも普通に実現できる時代です。

もし自分が何も持っていないと思うなら、それは変われるチャンスです。

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