仕事や家事に追われ、「自分の時間がない」と悩む人に、自分の時間を確保できるようになる方法を伝えます。

他者との比較から自分の価値観を見つける。

こんばんは、高木です。

個人の人生をより良く、自由に、楽しく生きていくという意味では、
組織の中で働くよりも、個人として稼ぐ力を身に付けて生きていく方が
断然幸せな人生を送れると僕は確信しています。

組織にはその組織の価値観があって、
もしあなたの価値観が組織のそれにそぐわない場合、
それは双方にとって非常に息苦しいものとなります。

僕は最初に就職した会社で、50代の女性の上司から、
「新人は何も考えずに上司の言う事を聞いていればいい。」
と教えられましたが、その価値観が正しいとは未だに思えませんし、
当時はその価値観の中で働く事に息苦しさを感じていました。

個人と組織の価値観に齟齬が生じた場合、
どちらかがどちらかの価値観に合わせる必要があります。
が、個人の価値観に組織が合わせてくれる事なんて基本ありません。

よく入社前に、企業と社員のミスマッチが起きないようにしよう、
とか言いますが、ミスマッチが起きないなんて僕はあり得ないと思ってます。

実際にそこで働いてみなきゃわかりませんよ。

仮に組織との価値観が合ったとしても上司とは合わないかもしれないし、
上司とは合っていたとしても、隣の同僚とは合わないかもしれない。

そもそも個人と組織、あるいは個人と個人の価値観がピッタリ合うなんて事は、
ほとんど奇跡のような出来事です。

仮にそんな奇跡が起きたとしても、お互いの価値観は時間と共に変化していくものなので、
今は良くてもその内にズレは出て来ますし。

で、さっきも言いましたが、
価値観の違う者同士が同じ空間を共有するのはけっこう苦痛です。

価値観を共にするための努力をするにしたって限界があります。

だから最終的には、自分の価値観を曲げずに生きる事のできる環境を自分で作るべき、
そのためには組織に属さず生きていける力を付ける必要がある、というのが僕の思いです。

でもその自分の価値観ってのがわからない、って人もいると思います。

そんな時は、自分の価値観を見つける目的で、
キャリアのスタート段階で企業で働くのはアリだと思っています。

「自分の価値観って何?」

って聞かれた時に、言葉にできないまでも、
ある程度イメージができるのならその人は自分の価値観をある程度分かっていると思いますが、
そうでないなら、まずは自分の価値観を見つけるために、組織の中で働くのはアリ、
という考えです。

自分だけの価値観って、他者の価値観を見て感じて初めて認識できるケースが多いからです。

自分の働く企業は客観的に見てどういう企業なのかは、
転職して他の企業と比べて初めて分かります。

海外に行って初めて日本の良さが分かるのも同じ原理です。

他者と自分を比べてみて、息苦しさだったり違和感みたいなものを感じた時、
それはお互いの価値観が違う事が多いです。

価値観っていうと少し抽象的ですが、
言い方を変えると優先順位と言うとわかるかもしれません。

「新人は何も考えずに上司の言う事を聞いていればいい。」

と言われた先述の上司と僕の例で言えば、僕としては、

発案者の立場<案の良し悪し

だったのに対し、

上司は、

発案者の立場>案の良し悪し

だったという感じで、お互いの優先順位が違いました。

だからここでお互いに違和感が生まれました。

何か息苦しさや違和感を感じた時に、「お互いの優先順位に違いがないか」という視点で考えてみると、徐々に自分の価値観(優先順位)が分かってくると思います。

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