給料を上げる努力は割りに合わない。
こんばんは、高木です。
「給与を上げるために頑張って働いている」という人がいます。
ただその頑張りは割りに合わない場合がほとんどなので、
基本的に僕はその頑張りには反対です。
成果と報酬の関係性が明らかな歩合制の場合は別として、
固定給の額を上げるかどうかは企業のさじ加減1つで決まるからです。
そして企業としては、「出来る限り人件費を上げたくない」というのが本音です。
上司の言う、「頑張ったら頑張った分だけ給与は上がる」はウソで、
上がったとしても決して「頑張った分」は上がってないし、
成果を上げた分の給与をそのまま渡してしまったら企業は経営していけません。
僕も企業組織の中で働いていた事がありますが、
給与査定の基準はブラックボックスでした。
確かに、①上げた成果と②行動評価の指針はあり、
その2つの合計点によって昇給額が決まるシステムでしたが、
その2つの大項目に属する多くの小項目の評価自体は上司のさじ加減で決まるので、
そもそもが恣意的でものさしで決まる仕組みでした。
これはほとんどの企業でそうなんじゃないでしょうか。
言ってみればあなたの給与は、企業の言い値で決まっているのです。
だから、少なくとも、あなたが頑張った分(成果を出した分)の給与はもらえてないし、
「人件費を上げたくない」という企業の強い意志がそこにある限り、
給与を上げるためにしているあなたの努力は、
常に逆風にさらされているという事になります。
個人で仕事をしている場合との違いがこれです。
個人で仕事をしていると、顧客と自分との間に、
「給与額を上げたくない」という意思を持つ抵抗勢力が介在しません。
出た利益がそのまま自分の利益となります。
自分の出した成果を100%自分で受け取る事ができます。
あと、単純にお金の問題だけじゃなく、
市場から評価を得て、市場から直接お金を受け取る、
というのはすごくエキサイティングな事です。
会社から給与をもらうだけでは得られない興奮があります。
(お金どうこうではなく“市場から自分が評価を得る”という事自体がうれしいんです。)
もちろんデメリットもあります。
個人の場合はその保証がないので、上げた利益がゼロであれば自分の収入もゼロです。
いったん流れができてしまえばあとは楽ですが、
ゼロからイチを作るのは確かに最初は苦労するかもしれません。
会社に就職すれば、
すでに利益を上げる仕組みが出来上がっているところに乗っかる事になるので、
まだ成果に貢献できない人にも次の月には必ず給与が振り込まれます。
これは安心につながると思います。
ただそれでも、満足度の高い人生を送るためには、
最終的には個人として稼ぐ力をつける必要があると僕は考えています。
市場から直接お金をもらうというのは難しく感じるかもしれませんが、
今は“普通に人”にもそれができる時代です。
僕自身、めちゃくちゃ普通の人間です。
人と違った才能なんてありません。
それでも、正しい方法論に従って少し努力を重ねれば、
個人として生活するに充分な額は稼げてしまいます。
今は時代が、市場の仕組みが変わってきているので、
本当に、少しの努力で充分にそういう生活が可能になっています。
少なくとも、、、
例えばあなたが月30万円の給与を会社から受け取っているとして、
会社での頑張りを100という数字で表した時、ネットビジネスであれば、
いったん仕組みを作ってしまえば、その後はほとんど労力なし、
あるいは10くらいの労力で、同じくらいの額は稼げてしまうはずです。
100とか10という数字はあくまで感覚的なものですが、
僕や、僕の周りの人間、またネットビジネスをやってる多くの人間は、
その感覚を体感的に経験しているはずです。
もしあなたが給与を上げたい、でもなかなか上がらない、という状況にいるなら、
そもそもがその希望を実現しにくい環境にあるんだ、という環境の性質に気づいて、
「環境を変える」という選択肢を持ってみてください。
市場と自分の間に抵抗勢力がいなくなるとすごくラクです。
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