仕事や家事に追われ、「自分の時間がない」と悩む人に、自分の時間を確保できるようになる方法を伝えます。

人はリアリティに引っ張られる

こんばんは、高木です。

奥さんが「家を買いたい!」と言い始めました。

元々マイホーム志向が強い奥さんでしたが、
最近家の近くに建売住宅が建ち始め、

実物を目にしたり、
見学に来る家族連れを見ているうちに、
家が欲しい気持ちに拍車が掛かったのだと思います。

人には、思いがリアリティを帯びれば帯びるほど、
さらにその思いを強くする傾向があります。

住宅販売会社がとにかく展示場へ足を運んでくださいと言うのも、
イケアが家具をリビングルーム風の部屋を作って展示しているのも、
先生が受験生に対しオープンキャンパスへの参加を勧めるのも、

すべてはリアリティを持たせるためです。

何か行動を起こそうと思っても、
行動を起こした先の未来を具体的にイメージできなければ、
なかなか行動を誘発する事はできません。

反対に、
この行動を取ったらこういう未来が手に入る、
という事が具体的にイメージ出来ていれば、
それは行動を起こすモチベーションになります。

であれば、
人に何かを頼む時や、
人に何らかの行動を起こして欲しい時、

ただ単に論理的に伝えるだけではなくて、
できるだけ具体的にリアルに、
相手の想像をかき立てるような説明をする方が、
より望むような結果が得られるはずです。

会社で何かプロジェクトを進める時、
ただ単に目標を共有し、計画を作成し、
具体的な作業内容に落とし込む、という事しかしない人がいます。

でもそれだけだとメンバーは、
「本気でこの目標を達成したい!」
と心の底からは思えません。

目標や計画、
作業内容よりもさらに上位にあるのが、
理想の未来に対するリアリティです。

「こんな世界(生活)を実現したい!」

という共感できる未来があって、
その未来がリアリティを持って初めて行動のエネルギーは湧いてきます。

就活生が面接やESで、
自分をアピールする時も同じです。

学生時代のバイト経験やサークル活動経験、
自分の特技や能力を語るのも、

それが会社でどう活かされるのか、
面接官に具体的にイメージを持ってもらって初めて、
この人を採用しようと思わせる行動エネルギーを起こさせます。

自分が何か行動を起こさなければいけない時、
なかなかやる気が起きないのであれば、
それは行動の先にある未来に対して、
具体的なイメージを持てていないかな、

と考えてみてください。

自分が実現したい目標があるなら、
その未来に可能な限りのリアリティを持たせてみると、
行動するエネルギーが湧いてくると思います。

「人はリアリティに引っ張られる」

という原理を知っていると、
自分が行動を起こすのにも、人に行動を起こさせるのにも、
アプローチの仕方が変わってくるはずですし、
そこから生まれる結果も変わってくるはずです。

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