仕事や家事に追われ、「自分の時間がない」と悩む人に、自分の時間を確保できるようになる方法を伝えます。

20万円のスーツを捨てた友人

こんばんは、高木です。

今日書く内容は、僕の友達の話なんですが、かなり学びになった事で、
このブログの読者の人たちにも大いに学びになるはずなので、
記事にしておきたいと思います。

判断の基準をどこに置くか、でその人の価値観がわかる、
価値観テスト的な内容になっています。

「この時、自分だったらどう行動するか」
という視点で読んでもらえたらいいかなと思います。

では話していきますね。
僕の大学時代の友人の話です。

彼の働いている会社では、
毎年初めに社員の中から前年の最優秀社員を選出するイベントが開催されるそうで、
今年(2018年)も例年と同じく、1月に社員総会が開催され、
その中でその最優秀社員の発表があったそうです。

昨年営業として大きな成果を挙げた彼は、
営業部門の最優秀社員に選ばれました。
そしてそこで選ばれた社員たちには、
オーダーメイドのスーツが贈呈されるのが通例となっているとの事でした。

スーツはイタリア製のブランドもので、価格は大体20万円くらい。
かなり上等の部類に入りますね。

で、その友人は4月に他の事業部から選ばれた最優秀社員たちと共に、
麻布十番にあるオーダーメイドスーツ専門店に行き、採寸を済ませました。

完成するのには2ヶ月ほど掛かると言われ、彼は店をあとにしました。

時は過ぎ8月。

僕は友人に「そういえばあのスーツはどう?」聞いたところ、
「まだ出来ていないんだ」との回答が。

本来2ヶ月でできるはずのものが、半年経った今もできておらず、
しかも業者からは一切それについての連絡がなかったそうです。

さすがにしびれを切らした友人は、
9月になってその業者に電話をしたんですが、
何コール鳴らしてもまったく電話に出ない。

夕方になって再度掛け直すとそこでようやく電話がつながると、
友人が名前を名乗った途端、急に慌てた様子でこんな事を言い始めたそうです。

「採寸が終わってから工場に発注をしたんですが、工場の方で確認ミスがあり、
まだ生地の状態です。仕上がりまであと1ヶ月ほど掛かります。」

つまり4月に採寸をして仕上がりが10月。
もう季節もすっかり変わっています。

そこで友人は、10月に仕上がると言うその担当者にこう言い放ちます。

「お願いしていたスーツですが、もう要らないです。
作り忘れていただけでなく、営業時間内に電話に出ないなど、
その他の点でも不信感があります。
テキトーな人間が作ったスーツなど、おれには不要です。」

聞けば採寸の時からその担当者(しかもその人は社長を兼ねています)
の態度が気に入らなかったらしく、その後の対応でさらに不信感を募らせていた彼は、
強い口調で不満をぶつけたそうです。

結局、会社からすでに振り込んであった代金は返金され、
結局その友人は、スーツを受け取る事はありませんでした。

この話を聞いて、あなたはどう思ったでしょうか?
自分ならどっちの選択をしますか?

担当者の態度や対応が悪いから、この彼と同様に受け取りを断るでしょうか?

それとも、さすがに20万円のスーツを逃すのはもったいないから、
多少対応が悪くてももう少しだけ待って受け取るでしょうか?

20万円なんてはした金!
と言えるくらいの財力がある人は、前者を選ぶかもしれないですね。

でも恐らく多くの人は、後者を選ぶんじゃ無いでしょうか?
だって普通、20万円のスーツがただでもらえる機会なんてないじゃないですか。

そんなスーツ一度も着ないままの人が大半だと思います。
それくらい貴重なものです。

この彼のように、ここまで割り切った対応を選択する人って、けっこう少数派だと思います。

で、、、僕は、この友人の判断は素晴らしいな、と思いました。

素晴らしいなと思ったのは、スーツを不要だとしたその理由です。
友人は店側に「テキトーな人間が作ったものはおれには不要だ」と言いました。

確かにどんなに良質の生地を使っていても、
どんなに高級とされる店で注文したものだとしても、
この店のやっている事は、工場も含め、かなり適当だと言わざるを得ません。

仮に納期を伸ばして届いたとしても、
「テキトーな対応をする店を通して作られたもの」である事実が変わる事もありません。

友人はそのスーツに袖を通すたびに、無意識的にではあっても、
「これはテキトーな人間が作ったものだ」という思いが頭をよぎるでしょう。

すると、そのスーツを着ている間中ずっと、その思いが頭を離れません。

みんな経験があると思いますが、新しく買って自分が気に入った服だったり、
思い入れがある服を着ている時って、気持ちが引き締まったり高揚したりするじゃないですか?

逆にヨレヨレの服をだらしなく着ている時って、気持ちもシャキッとしないはずです。

という事は、彼はもしそのスーツを受け取って着ていたら、
そのスーツを着ている間、間違いなく良い気分で過ごす事は出来ません。

仕事をしていてもパフォーマンスは最大にはならないでしょう。

ということは、、、彼はそのスーツを着ている時間、ずっと損をし続ける、
という事になります。

だって、気分も良くないし、仕事だって最大のパフォーマンスにはならないんですから。

スーツの受け取りを断った事を、「もったいない」と捉える人もいるかもしれないけれど、
僕としては、そんなスーツを着て過ごす時間の方がよっぽどもったいないと感じます。

良いスーツだって、それを手に入れたり着る事自体が目的ではなく、
それを着る事によって気分良く過ごしたり、仕事の質を上げる事こそが本来の目的だと思うからです。

であれば、そのスーツを受け取らないという選択肢もありだと思います。

これは優先順位の問題です。

どんなにいい加減な対応をされて、いい加減な気持ちで作られたスーツであっても、
それを高級品だから、という理由で喜んで着るのか。

もしくは、
それを着る事によって自分の心に生じる変化を重視するのか。

両者の間にあるわかりやすい違いの1つは、前者は有形、後者は無形という点ですが、
恐らく多くの人は、有形物である前者を取るじゃないかなと思います。

どうしても目に見える有形のものの方が、
わかりやすく価値を感じる事が出来るからです。

でも僕は、
「自分の気に入った服を着て気持ちよく過ごす時間」のような、
無形のものにこそより大きな価値があると、最近特に感じるようになりました。

結局そっちを選択した方が、特なんじゃないかと。

どっちが得か、読者の優先順位はどちらか、考えてみてください^^

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