仕事や家事に追われ、「自分の時間がない」と悩む人に、自分の時間を確保できるようになる方法を伝えます。

継続できる人間になるための視点~モチベーションの源泉

こんばんは、高木です。

勉強然り、ダイエット然り、何かを始めようといったん決意を固めても、
僕らはなかなか思うように継続する事ができません。

僕自身もそうで、これまで何度もランニングや筋トレを始めては断念し、
勉強も仕事も、コレと決めた事をなかなか継続できないでいました。

始めて数日は続くけど、たいてい始める前の生活に逆戻りしてしまうんですよね。

しかし今となっては、大学卒業以来触れていなかったロシア語の勉強も、
数年ぶりに再開した筋トレも、始めてからすでに1年以上が経っています。
筋トレに関しては自己最長記録を更新中です。

以前は継続する事が苦手だった僕が、
こうして1年以上も継続できるようになった。

この変化の過程には、1つ大きな意識の変化がありました。

この意識の変化について伝えるのは、
継続できない事に悩む人の役に立つだろうと思ったので、
今日はその事について話したいと思います。

まず、僕らが物事を継続できない原因から知っておきましょう。

これはあるゆるところで言われている事ですが、
僕らの習慣がなかなか変わらないのは、僕らの行動が慣性の法則に支配されているからです。

慣性の法則は、小学校の時に理科で習ったあれです。

決意を持って始めたはずのダイエットが三日坊主で終わるのも、
今年こそと思って始めた英会話が長続きしないのも、
たいていは慣性の力によるものです。

念の為、慣性の法則の定義を挙げておくと↓

外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、
運動している物体は等速直線運動を続ける。
―運動の第1法則―

昨日までしていなかった事を始めると、
しばらくはその行動を止める力が働きます。

だから何かを変えようと思ったら、
その慣性の力を上回る大きな力を加える必要があります。

ただ、ここには苦痛が生じます。

多くの場合、
僕らはその苦痛を行動によって得られる成果をモチベーションにして乗り越えようとします。

あと5kgやせたい、外国人と英語が話せるようになりたい、
そうなるまでは頑張ろう、といった感じで。

しかし通常、僕らが望む成果はそう簡単に手に入るものではありません。

無理なく健康的に5kg痩せるには4週間くらいは必要だろうし、
まったくの英語素人が外国人とカタコトでも話せるわうになるには半年くらいは掛かるでしょう。

だから、成果だけをモチベーションにして頑張ろうとすると、
多くの場合成果を実感する前にエネルギー切れを起こしてしまうんです。

であるならば、継続するためには、成果以外のモチベーションが必要になってきますよね。

僕が物事を継続できるようになったのは、
この成果以外のモチベーションを手に入れたからです。

そのモチベーションはと言うと、、、

それは、「自分は継続できる人間であるというイメージの獲得」です。

僕らの性格というものは多分に思い込みによって形成されており、
その思い込みによって形成された性格は、僕らの行動を支配しています。

だから、「自分は継続できる人間だ」というセルフイメージが出来てくれば、
そのセルフイメージに従って継続に対しての壁はどんどん低くなります。

目に見える成果はすぐに得られなくても、
2日でも3日でも継続をすれば「今日もできた!」という充実が積み重なり、
その充実感は「自分は継続できる人間だ」という自分自身へのイメージ(セルフイメージ)を作ってくれます。

このように、意識を向ける先を成果ではなく、セルフイメージの獲得に向けるだけで、
継続へのモチベーションはだいぶ強くなるはずです。

ただこう言うと、「セルフイメージなんてカタチあるものじゃないから、
それをモチベーションにするのは難しい。」という人もいます。

そこで一つ、大切なポイントがあります。

それは、その継続を積み上げ型のものにして、それを目に見える形で記録に残す、
という事です。

何かを始める時、多くの人がやってしまうのが、
1日10個単語を覚えるとか、1日1km走るなど、
実践の“ペース”を目標に入れ込む事です。

確かにそうしたくなる気持ちもわかるんですが、
ただそうすると、それが達成できなかった時、
それが自己嫌悪につながります。

その自己嫌悪は気分を大きく落ち込ませ、
開始前よりむしろ後退したような感覚さえ生みます。

先ほどの話で言うと、
「自分は継続できない人間だ」というセルフイメージが形成されてしまうんですね。

すると、また再開するためには、
開始する前よりさらに大きなエネルギーを必要となるんです。

なのでそうならないために、目標を、「1日1km走る」ではなく、
「1km走れた日を積み上げていく」という感じにします。

そして1km走ったらそれを1とカウントし、それを積み上げていく形にするんです。
(カレンダーに「1km走った」と記入するとか。)

ペースを決めていないから、達成できない、という状態は存在しません。

実践した事がどんどん積み上がっていく形になっているから、
プラスはあるけどマイナスはないのです。

これに関してはあのイチローも同じような事を言っています↓

(打率ではなく)ヒットを一本増やしたいとポジティブに考えるのです。
そう思っていれば打席に立つのが楽しみになりますよね。

イチローは下降する可能性のある打率ではなく、
上がるしかない安打数をモチベーションにする事で、
気持ちが消極的になる事を避けているんです。

こうやって上がるしかない記録を目に見える形で積み上げていけば、

「ゆっくりではあるけれど、自分はこれだけ走ったんだ!」

という実感が生まれ、それが「継続できる自分」というセルフイメージを形成し、
継続への心理的障壁をより小さなものにしていきます。

僕の場合、これで本当に大きく変わったし、
僕がこの方法を教えた人でも習慣が変わった人は何人もいます。

すごくオススメな方法なので、ぜひ実践してみてください。

これは僕らが取り組んでいるネットビジネスに関しても同様です。

特にネットビジネスに関しては、始めてすぐの成果を求めがちです。

それは、
「すぐに利益が出る!」とか、
「初月で10万円稼がせます!」みたいな売り文句を掲げる商品がたくさんあって、
世のアフィリエイターなんかもそれを大々的に標榜するので、
多くの人がその言葉に感化されているから、というのもあります。

確かにネットビジネスでは短期ですぐに成果が出るケースもあるにはありますが、
そんなのは運よく時流が手伝ったりとか、偶然性によるところも大きいです。

そんなものを当てにして、いつまでも短期的な手法ばかりを追いかけていると、
下手すると一生するとそんな事を繰り返す事になるし、本当の力は身につきません。

そうではなく、遠回りしても着実な方法を実践する事で、
多少時間は掛かってもいずれ成果は上がって来るし、
何より成果が出始めた頃には、自分で利益を出す力は大きく向上しているはずです。

僕もこのブログでは、今後もそういった着実な方法や考え方を話していきたいと思います。

今回話した継続のコツは、もちろんネットビジネス以外でも有効なものなので、
ぜひ仕事や勉強にも役立ててもらえればなと思います。

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