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関ジャニの渋谷すばるさん脱退理由から、人生の優先順位を考えてみる

こんばんは、高木です。

関ジャニの渋谷すばるさん脱退の理由を聞いて、
ハッとした同年代の人はたくさんいるんじゃないかなと思います。

僕はファンではないし、渋谷さんについての詳しい事は何も知らないけれど、
その理由には考えさせられるものがあります。

「36歳という年齢を迎え、人生残り半分という年齢となったとき、
ありがたくも守られ、支えられ、時には甘えさせていただきましたが、
この先は今までの環境ではなく、すべて自分自身の責任下で音楽を全うすべく、
海外で音楽を学び、自分の音楽を深く追求していきたい」

このニュースを受けて、
「うまくいかないんじゃないか」とか、
「関ジャニにいた方が良い芸能人生を送れると思う」みたいな事を言う人もいますが、
そういう問題じゃないんですよね。

優先順位の問題です。

周囲の人が良しとするものと、
渋谷さんが良しとするものが違う、という事です。

もしかしたら以前までは、渋谷さんの価値観と周囲の価値観は、
「関ジャニのメンバーとして活躍する」
という事で一致していたかもしれません。

だけど渋谷さんの中で価値観が変わって、
現在の環境と、今後の夢の優先順位が入れ替わったという事だと思います。

今の渋谷さんには、ジャニーズという肩書きがあって、仕事もある。
ファン(人気)もいるし、仕事仲間もいる。

それらを失うかもしれない。

だけど、今持っているものを失ってもいいと思えるくらい、
夢の優先順位が高くなったんだと思います。

今後新しい道に進んだ時、
もしかしたら今ほどの地位や名声、収入は得られないかもしれません。
むしろ、周囲の人間が考える“成功”からは遠ざかる可能性の方が高いと思います。

でも、仮にそうなったとしても、渋谷さんに後悔はまったくないんじゃないかなと。

彼が求めているのはそういう形あるものじゃ無いんでしょうね。

僕の大学時代の友人で、大学を卒業して就職せずに劇団員になった人がいます。

僕と同い年の31歳ですが、未だにバイトをしながら芝居を頑張っています。

彼は僕と同じ上智大学の出身で、ある程度の学歴はあるので、
大企業に入る事だってその気になれば全然可能です。

でも彼は学歴なんかほとんど関係ない、劇団員という道を選んだ。

親には「もったいない!」と反対されたそうです。

でも僕はその時、一流企業へ進む事を決めた多くの友達たちより、
彼の方がずっと良い決断をしたと思いました。

友達の結婚式なんかでたまに会いますが、
実際、他の同期生よりも彼の方が今も幸せそうに見えます。

彼は学歴を捨て、安定の道も捨て、お金や地位や社会的な信用は高くなくても、
その代わりに自分にとっては最も価値のある環境を手に入れました。
「できればお前みたいな人生を送りたいよ。だけど怖くてできないんだよな。」
って言う同期は何人もいます。

特にある程度の年齢に達した時、
収入や安定や社会的な信用よりも大切と思えるものが出てくるのは珍しい事じゃありません。

そういうものを失ってもいいから、
自分が本当に手に入れたいものを追いかけたい。

そんな事を思うタイミングは、誰にでも一度はあると思います。

頑張って積み上げて手に入れたものを手放すのは怖いだろうし、
周囲はその人を思うからこそ全力で止めに入ると思います。

そして大半の人は諦めます。

で、いつも心のどこかに小さな後悔を抱えながら、
何かしら理由を付けて自分を納得させながら生きていきます。

別にどちらが良い、悪いという話ではありません。

だけど僕は、どうせなら夢を追いかけたいし、
そういう人を応援したいと思っています。

僕も30歳を超えて、今の自分の道を選びました。

僕の場合は本当にしたいと思える仕事を自由にできる環境でした。

今は、したくない仕事をする事はないし、
したい勉強があればすぐにできる環境にあります。

「自分にとっても最も優先順位が高いものは何か?」

忙しい毎日を送っていると頻繁に考える事ではないかもしれないけれど、
こういうニュースは自分が真に求めるものを考える事への刺激になると思います。

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