仕事や家事に追われ、「自分の時間がない」と悩む人に、自分の時間を確保できるようになる方法を伝えます。

日本語訳を作るのは時間の無駄!

こんばんは、高木です。

社会人になって英語の勉強する時、
中学高校の時に学校でやる勉強の方法をそのまま踏襲している人が未だに多い気がします。

僕は中学から高校にかけてたぶん5~6人の先生から英語を教わったと思いますが、
すべての先生がほぼ同じ授業の方法を採っていました。

長文読解の予習→授業→復習の流れはだいたいこんな感じです。

▼予習
単語、文法、構文を調べて、
長文の日本語訳を作っていく。
▼授業
教師が順番に生徒を当て、訳文を答えさせる。
訳が間違っていればそこを訂正する。
また、そこで文法や構文を説明する。
▼復習
授業で習った訳文と文法・構文事項を再確認する。

結論から言うと、この勉強方法は、“かなりひどい”部類に入ります。

何がひどいって、その圧倒的な効率の悪さ。
“労力と時間を掛けるポイントがズレ過ぎ”ているんです。

この勉強法では、単語を調べたり、日本語訳を作ったり、
文法の解説を聞いたり、意味を理解する“前の段階”に多くの労力と時間を掛けています。

一方で、意味を理解した後は、ポイントをおさらいする程度に留まっていまよね。

だけど、語学の力がもっともつくタイミングって、
意味がわかる前じゃなく、意味がわかった後です。

意味や文法・構文、文章全体の趣旨を考えながら、何度も繰り返し読む。
この時にもっとも力がつくんです。

だから労力を時間を掛けるべきは、圧倒的に復習なんです。

少し考えたらわかると思うんですが、英語は言葉なので、読んで、あるいは聞いて、
瞬間的に意味を解する事ができる状態を目指すのが自然です。

僕らは日本語を読んだり聞いたりする時、
頭の中で文法や構文をイチイチ考えませんよね。

自然と理解しているはずです。
だからその状態を目指すべきです。

その状態を作るには、意味を考えながらの大量反復しかありません。

意味や文法・構文、文章全体の趣旨がわかっていても、
それらを考えながら読むと、最初はなかなかスラスラ読めません。

えっと、この単語どういう意味だっけ、とか、この文章の主部はどこまでだ、とか、
この関係詞はどこを指してるんだ、とか、いちいちつまづきます。

でも、そういった事を考えながら何度も反復していると、
いちいちそういう事を考えなくてもスラスラと意味を解せるようになります。

その時、言葉が自分の頭の中に浸透していく感覚がわかると思います。

このスラスラ理解できる感覚、スラスラ感の獲得に全力を注ぐべきです。

多くの中高生がやっているように、理解だけに時間や労力を掛けて、
その後の熟達をおろそかにしていると、いくら勉強しても語学は身につきません。
もし従来の勉強法で英語を学んでいる人は、
この点を意識して力を入れる配分を変えてみてください。

成果が出るのもそうだし、
何より英語を習得できている実感が湧いてきて、すごく楽しくなります。

その段階に達すれば、もう英語の勉強は苦しくなくなって、
やりたくて仕方なくなるはずです。

ポイントとしては、単語の意味は最初に自分で調べるんじゃなく、
可能であればその文章の日本語訳を最初に読んでおくのが良いです。

そうすれば、英語を読んだ時にわからない単語が出て来ても、
何となく意味がわかるはずです。
何となくでもわかれば、ストレスが減ります。

ストレスが減れば勉強が捗ります。
これは間違いないです。

ぜひ試してみてください。

と、ここまでは英語の話。

ここでした英語学習の話では、
「頑張りどころを間違えると、最後に何も残らない」
という事を言いたかったんです。

この英語の話と同じ事が、他の勉強や仕事に関しても言えます。

僕の周囲の人を見ても、頑張りどころを間違えているがゆえに、
自分が望むような未来へ迎えていない人がたくさんいると感じてます。

僕の友人で、超がつくほどのブラック企業で働く人がいて、
頑張った挙句に体調を壊して会社を辞めた人がいます。

彼は昔から真面目な性格で、上司から言われた事は忠実に守り、
自分が苦しくなってもそれを言葉や態度には出せない人です。

何より彼は、「頑張っていれば、いつかは報われる」
という考えを根本に持っている人でした。

僕は彼のような真面目な人が好きですし、信頼できるなと強く感じます。

ただ、彼が持つその考えに、僕は反対です。

頑張る事自体は、より良い人生を送る上で不可欠な事です。

だけど頑張りどころを間違えては、それは何の成果も生み出しません。

もちろん彼のモチベーションが、
「会社のために尽くす事」であれば良いのかもしれません。

だけど彼には会社への忠誠心があるわけではなく、
単なる義務感によって仕事をしているだけでした。

彼には「海外で暮らしてみたい」という夢が学生時代からありました。

もともと僕らは大学の外国語学部で一緒だったんですが、
彼が語学を始めたのも、海外で生活を送ってみたいと思った事がきっかけでした。

そう考えると彼が当時していた頑張りは、
どう間違ってもその夢の実現につながるものではありませんでした。

だけど、忙しく毎日ただひたすら単純業務をこなす環境下に置かれると、
自分の抱いている夢があまりにも非現実的なものであると感じてしまい、
夢の実現なんて不可能だという錯覚に陥るんだと思います。

それはしょうがない事なのかもしれません。

でも彼は夢を諦めたわけではありません。

今はそのブラック企業も辞め、自分の叶えたい夢に向かって歩き始めています。

彼の身近には僕の存在があったので、
その影響もあって最近彼はネットビジネスを始めました。

まだ成果は出ていませんが、僕も時折アドバイスをしているので、
生活費を稼げるくらいになるのは時間の問題だと思います。

自分の労力と時間を夢の実現に必要な事に使い始めたので、
このまま進めば、長年の夢を叶える事ができるようになるでしょう。

どうせ同じだけの労力や時間を掛けるなら、
それが自分の望む未来に近づくような事に使うべきだと僕は思います。

頑張りどころを間違え、
「頑張ったのに何も残ってない。」という悲しい状況を迎えないためにも、
自分がどこで頑張るべきなのか考えてみてください。

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